沖縄県宮古島の設計事務所アトリエラインです。

宮古島の一級建築士事務所 Atelier Line アトリエライン

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建物

フィリップ・ジョンソンの住宅地図


フィリップ・ジョンソンの住宅続きです。こちらは前回の地図。


フィリップ・ジョンソンのプール


前回記事に引き続き、こちらはPOOLです。プール&ガラスの家の設備コアの円形が呼応し、それらをガラスの家の直線と対比させてしているのが面白いですね。


フィリップ・ジョンソンの煉瓦の家外観


続いてはガラスの家の裏にあるBRICK HOUSE(レンガの家)です。恐らくフィリップ・ジョンソンは透明で軽やかなガラスと、不透明で重厚なレンガの全く正反対の素材感の対比も表現したかったのではないかと感じます。上の写真は、ガラスの家から見ています。正面は窓を設けずに入り口のドアのみといったシンプルなデザインですね。


フィリップ・ジョンソンの煉瓦の家裏側


裏側は円形の窓を3つ配置したデザインです。写真はないのですが、資料によると荘厳な雰囲気の内装とのこと、内部の見学を出来なかったのが残念です。


フィリップ・ジョンソンのLAKE PAVILION


続いてはガラスの家前の崖下にある湖とLAKE PAVILION、そして奥にあるのはLINCOLN KIRSTEIN TOWERです。LAKE PAVILIONは、夏の暑さを凌ぐために作った東屋ような建物で、内部には畳が敷かれていたという話もあります。湖に浮かぶたくさんのシルバーの球体は、やはり草間 彌生さんのアート作品。


ドナルド・ジャッド


続いてはJUDD SCULPTURE。ドナルド・ジャッドの作品です。 


LIBRARY/STUDYとGHOST HOUSE


見学もそろそろ終わりに近ついてきました。
LIBRARY/STUDYとその奥にGHOST HOUSEです。その名の通りGHOST HOUSEはなんだか見えにくい建物ですね(?)


DA MONSTA1
DA MONSTA2
DA MONSTA3
DA MONSTA4
DA MONSTA5


ゲートの横にあるのが、DA MONSTAです。元々はビジターセンターとして建てられたようですが、現在はビジターセンターとしての別の建物がニューケナンの駅前に建てられています。絶妙な曲線で作り出されているDA MONSTAは、それまでの直線的な建物とは一線を画しています。内部も窓をあまり設けず、専ら瞑想の間といった雰囲気を醸し出しています。


フィリップ・ジョンソンのエントランスゲート


エントランスゲートです。唐突且つ立派なゲートですね。


フィリップ・ジョンソンのガラスの家通路


最後になりましたが、ガラスの家に向かう通路です。芝生と砂利の段差に鉄板を取付てお互いが干渉しないようにしてあることに気が付きました。こんな所にまでお金をかけている・・・贅沢ですね。


建物

フィリップ・ジョンソンの住宅地図


フィリップ・ジョンソンの住宅の広大な敷地の中には十数個の建物があります。こちらはその地図。


フィリップ・ジョンソンの彫刻ギャラリー


地図の右端、SCULPTURE GALLERY(彫刻ギャラリー)とSCHNABEL SCULPTURE(手前のオブジェ)です。木の切り株のように見えるSCHNABEL SCULPTUREはスチール?製。触ってびっくりしました。とても精巧にできています。


フィリップ・ジョンソンの彫刻ギャラリー外観


入る前に、建物の外部を観察してみます。壁の角を凹ませて、そこに竪樋(たてどい:雨どいの一部で、縦方向に水を通す管)を納めています。・・・いいですね。いつかこの納まりを使いたいと思います。


フィリップ・ジョンソンの彫刻ギャラリー天井1
フィリップ・ジョンソンの彫刻ギャラリー天井2


内部からは、屋根が見事なガラス張りになっているのがわかります。宮古島の夏の日差しと台風を考えると難しそうですが、もしまた我が家を創ることになったらやってみたいと思います。もう少し天気が良ければ、屋根の鉄骨の影がもっときれいに見えたようで、少し残念ですね。


フィリップ・ジョンソンの彫刻ギャラリーフロア


床は5つのレベルで構成され、勾配屋根と相まって変化に富んだ空間をつくりだしています。階段の下をくぐる仕組みも面白いです。私は、ガラスの家よりも彫刻ギャラリーの方が好みですね。素晴らしい建物です。


フィリップ・ジョンソンの絵画ギャラリー1


こちらは、その隣にあるクローバー型の建物PAINTING GALLERY(絵画ギャラリー)です。ご覧のように、建物は地中に埋められている為、クローバーの形は外観からは解りませんが、内部に入るとその形状と、その意図するところが理解できます。


フィリップ・ジョンソンの絵画ギャラリー2


クローバーの軸の部分に該当する入り口を入ると、全てのクローバーの葉の部分が円形の展示スペースとなっています。この円形の中心ににある柱を軸に、回転式のパネルを配置。絵画作品は、そのパネルに展示されます。面白いですね!


建物

フィリップ・ジョンソンのガラスの家1


続いてはフィリップ・ジョンソンの作品、ガラスの家です。

ミースのファンズワース邸に似ていますね。フィリップ・ジョンソン自身も、ファンズワース邸の影響を受けたと話をしています。白と黒といった色の違いもさることながら、決定的に異なるのは地面とのかかわり方です。鉄骨で床を持ち上げ、浮遊感のあるファンズワース邸に対し、ガラスの家は地面と内部の床の段差が30cm程度、地面で床を支えているのでガラスという素材を前面に出していますが、あまり軽快感は重視していないようです。



フィリップ・ジョンソンのガラスの家2
フィリップ・ジョンソンのガラスの家3
フィリップ・ジョンソンのガラスの家4


内部です。写真奥に見える円形の壁は、暖炉と水回りを納めた設備コアです。大きいですが設備コアのみでゾーンを分けていたファンズワース邸に対して、ガラスの家は設備コアと家具とを合わせてゾーンを分けています。

キッチンは部屋の中で大きな存在感を持ち、その他、鉄骨に取り付けているガラスの納まりや天井の高さ、床材等々を比べてみたとき、やはり私はファンズワース邸の方が好みですね。同じツアーに参加された方に聞いてみると、こちらの方が好みだという方もいらっしゃいました。



フィリップ・ジョンソンのガラスの家5” class=
フィリップ・ジョンソンのガラスの家6” class=


設備コアの中はこのようになっています。シャワー(バスタブなし)・洗面ボール・WCのシンプルな3点のみでです。天井を見上げてみると、
仕上げ材に10cm角に切断したレザー(おそらく。触ることができないので確かではありませんが)が使われており、確かに見た目は良いですが、カビの心配はないのか疑問を持ちました。湿気の多い沖縄にいるとやはりこれが一番の問題ですので。



フィリップ・ジョンソンのガラスの家7” class=


フィリップ・ジョンソンのガラスの家は、広大な敷地の中に十数個の建築物があり、ご紹介した建物以外も見学することができます。
外にでると・・・
見たことのあるカボチャが。そうです草間彌生さんのアート作品ですね。直線的なガラスの家と草間彌生さんのカボチャの有機的な表現の対比が面白いですね。



建物

ニューヨークの建築1


ニューヨークのホテルに到着後、すぐにニューヨークの町に繰り出しました。

まずはMoMA(ニューヨーク近代美術館)。金曜日の16:00以降は入場無料です。2004年からユニクロがスポンサーになり、ユニクロ・フリー・フライデー・ナイトが始まったそうです。

建物は2004年に増築され、日本人の谷口 吉生が設計しました。ゆっくり展示物や建物を見たかったのですが、到着したのが閉館の30分前・・・次回は妻と一緒に時間をかけて見に来ようと心に誓い、タイムズスクエアへ。



ニューヨークの建築2


上の写真は遠景ですが、タイムズスクエア周辺です。そこだけは昼間のように明るい!



ニューヨークの建築3


光に導かれるようにして近づいていくと、さらに明るくなってきました。物凄いエネルギーを感じ、暫く呆然。ハローウィンの直前のこの時期、いつも以上に賑やかなタイムズスクエアでした。



ニューヨークの建築4
ニューヨークの建築5


その後はエンパイアステートビルへ!やはりニューヨークと言えばエンパイアステートビル。展望台の上に登って果てしなく続く夜景を見ていると、アメリカのパワーを感じました。

エンパイアステートビルの屋外展望台のあまりの寒さに、そして、まだまだ続く旅の疲れを癒すために、夜更かしせずにホテルに帰りました。

建物

名建築リチャーズ医学研究所1



続いてはリチャーズ医学研究所。住宅ではありませんが、ルイスカーンの有名な作品です。

この作品の特徴は、構造のダイナミックさだと思います。
この7階(一部6階)建ての建物は、上の写真のグレーの部分、わずか8本の柱で支えられており(茶色の部分は階段室及び設備関係のゾーン)、コーナー部分は柱からはね出しています。このコーナー部分には柱がありません。写真ではわかり難いですが、柱から出た梁は、先端に行くほど梁成(はりせい・梁の厚み)が薄くなっていて、この細かな工夫が水平方向の軽やかさを生みだしています。結果、建物の四隅がガラスのコーナーとなり、特徴的なファサードを構成しています。


名建築リチャーズ医学研究所2
名建築リチャーズ医学研究所3


内部から見ても開放的で明るい空間が演出されています。

・・・がしかし、完成後にこの建物は様々な問題点が発見されて、かなり不評だったそうです。建物としては問題なかったようですが、研究所としては採光面等で難があったとのこと。ガラスのコーナー好きな私としてはこの建物はけっこう気に入っています。


名建築リチャーズ医学研究所4


リチャーズ医学研究所を後にして、ペンシルヴァニア大学の中を散策しながら建物を見て廻りました。透明ガラスだけのステンドグラスがとても綺麗でした。


名建築リチャーズ医学研究所5


その後、ペンシルヴァニアを後にして、旅はいよいよ最終目的地ニューヨークへ向かいます。

テンション上げ上げでいきましょう!!

建物

アメリカ・エシェリック邸1


続いてはエシェリック邸です。

ファサードは、中心の玄関ポーチから2階まで通した窪みが建物軸線として建物を二分しています。この軸線は家の裏側まで貫通しており、内部的には階段と廊下が配置されています。さらに、この軸線の向かって右側は吹抜けのリビング、向かって左側1階はダイニングキッチン、2階は寝室と水廻が配置されるという、ゾーンニングにも重要な役割も果たしています。

このように、外部のファサードと内部のゾーンニングが一体となった見事な計画でした。


アメリカ・エシェリック邸2


反対側から見ると、写真のようにFIX窓はガラスの壁と位置づけ、ガラスのサイドの板戸を開閉して通風を確保します。このような窓の考え方も新鮮で、非常に参考になりますね。

内部はとても気持ちのよい空間です。が、フィッシャー邸同様、現在も住宅として使用されている為内部の撮影は制限されており、写真が無いのが残念です。


アメリカ・エシェリック邸3


3枚目の写真でおわかりのとおり、リビングの窓の前には敢えて暖炉の煙突を配置しています。これを内部から見ると、移動するたびに窓から見える風景が劇的に変化するといった感動的な演出となっています。

窓の前には何も作らないといった固定観念を捨てた大胆なアイデアですね。参考になります。


アメリカ・エシェリック邸4


このエシェリック邸でも五感でルイス・カーンを感じることができ、またまたカーンにのめり込んでしまいました。

建物

ルイス・カーン1



前日、移動のバスの中で英気を養い、万全な体調でフィッシャー邸へ向かいました。絶好の天気にも恵まれました!

フィッシャー邸はルイス・カーンの作品で、1960年から4年の月日を費やして設計をし、3年の月日をかけて工事を行ったそうです。実に足掛け7年。私も設計には時間をかける方ですが、さすがに4年はすごいですね!!

建物は一方を45度に振った約8m四方x高さ約5.5mのキューブ2個を組み合わせるような構成です。一方のキューブにはエントランスホールと個室群を配置し、もう一方のキューブには2層の吹抜けのLDKを配置しています。

建物の形状自体は単純なキューブですが、2つのキューブを斜めに配置することで、キューブの面がそれぞれ違う方向を向き、異なる景色・光を感じさせます。また、面積以上の空間の奥行きも感じますね。

外部に面した窓は、はめ殺しの窓を壁と同一面に設置し、開閉出来る窓は壁より少し奥まって設置することで、雨が降っても吹き込まないようにする工夫が施されています。


ルイス・カーン2



上の写真は、森の奥に流れる小川です。この小川にかかる橋も、ルイス・カーンの設計です。


ルイス・カーン3



ガラスに映った青空と紅葉。ペアガラスなのか、二重に見えて何か、面白いですね。


ルイス・カーン4



イルカの形をした水栓です。日本でもこんな遊び心のあるパーツがあるといいですね。


ルイス・カーン5



最後の写真はLDKです。暖炉があり、窓と一体化したベンチがあり、非常に気持ちの良い空間でした。ちなみにベンチの背もたれを倒すと、テレビが現れます。

ルイス・カーンはあまり興味が無かったのですが、実際に五感で感じると、やはりその素晴らしさがわかります。

建物

落水荘1


オークパークを後にして、そのままシカゴのオヘア空港へ。ピッツバーグまで飛行機にて移動です。ピッツバーグの空港に23:58分に到着、そのままバスにてホテルへ・・・ホテル到着が1:30分で、翌朝?の出発がなんと6:30です。さすがに朝起きるときは辛かったですね・・・

この日に訪れたのが落水荘です。恐らく世界で一番有名な住宅と言っても過言ではないと思います。福山雅治さんのキューピー・マヨネーズのCMのロケ地になった住宅ですね。

落水荘はライト69歳の作品。前回ご紹介したライトの自邸より47年後の作品です。1920年代後半から不遇の時代を過ごしたライトですが、
この落水荘で奇跡の復活を遂げました。

このような地形に設計をするとき、通常は滝を眺めるように計画すると思います。しかしながらライトは敢えて滝を見下ろすように建物を計画した為、滝を見るにはテラスに出て身を乗り出さなければならないのです。(手すりが低くて結構怖かったです・・・)

最初、この計画を見たクライアントのカウフマン氏は驚いたようですが、ライトは「単に滝を見下ろすのではなく、滝とともに暮らすのです」と答えたそうです。やはり巨匠の言葉は説得力がありますね。


落水荘2


実際に建物を見ると一番驚かされたのが、各階に配置されたテラスの大きさです。大きく跳ね出す様は、まるで鳥の羽根よう。

内外部ともライトの自邸のような装飾は少なく、私は落水荘の方が好きですね。


落水荘3
落水荘4


4枚目の写真は、一家がこの上で日光浴をする場として大変気に入ったという岩です。ライトは暖炉が家族の生活の中心となる事を意図していたので、その岩の後ろに暖炉を配置しています。この、大胆な発想がライトが天才だといわれる所以だと思います。


落水荘5


落水荘を後にして、一行はバスにて一路フィラデルフィアへ向かいます。5~6時間掛かりましたが、感激からなのか、ハードなスケジュールのせいなのか、バスの中は静寂に包まれていました。

建物

フランク・ロイド・ライト1
フランク・ロイド・ライト2



ファンズワース邸の興奮冷めやらぬまま、続いて向かったのはシカゴの郊外にあるオークパークの町です。

この町にはフランク・ロイド・ライトの自邸及びスタジオが現存しています。

1889年の建設当時ライトは22歳で事務所から5,000ドル(現在の貨幣価値で約133,000ドル)を借りてこの家を建てたそうです。
私が家を建てたのは42歳の時でしたから、やはり天才は違いますね。

1889年に、まずは切妻(三角)屋根の住宅を完成させ、その後数回の増築・改修を経て6年後の1895年にスタジオ部分(8角形の部分)が完成しました。住宅部分と全く形の違うスタジオ部分から、その6年の間にはっきりと過去と一線を画したライトの変化が見てとれます。とても興味深い建物でした。


フランク・ロイド・ライト3
フランク・ロイド・ライト4



内部は、至るところにステンドグラス・壁画・壁のモールディング(壁と天井、壁と床、段差などに施す飾り)の装飾が施されており、フランク・ロイド・ライトのイメージと少々異なる印象を受けました。


フランク・ロイド・ライト5


内部のツアー終了後、オークパークの町を散策して廻り、近隣にあるフランク・ロイド・ライト設計の住宅や教会等を数多く見学しました。
100年以上前に建てられた家が未だに現存し、実際に人が生活していることに非常に驚かされました。

あいにく、一番見たいと思っていたユニティ・テンプル(教会)は改修工事中だった為、内部には入ることはできません。外部はフェンスに囲まれていた上に、iPhoneの電池切れが重なり、写真を撮ることができなかった事が非常に残念です。

ツアー参加者の皆さん、このブログを読まれましたら、写真を送っていただけないでしょうか?
よろしくお願いします!
 

建物

ミースの作品、ファンズワース邸1
ミースの作品、ファンズワース邸2
ミースの作品、ファンズワース邸3
ミースの作品、ファンズワース邸4
ミースの作品、ファンズワース邸5



10月25日~11月1日までの間お休みをいただき、アメリカ東海岸の名作建築を訪ねるツアーに参加しました。

これからしばらくの間、この旅行で見学した建物をご紹介したいと思います。

渡米した翌日、最初に見に行ったのがミース・ファン・デル・ローエのファンズワース邸です。このブログでも何度かご紹介させて頂いたと
思いますが、私が一番好きな建物です。この建物を見に行ったといっても過言ではありません。

生憎の曇り空の中、ビジターセンターに入ってビデオを見ている間に外は大雨になりました。写真集などは晴天時のものが多いので、雨のファンズワース邸はなかなか見ることができないぞと気を取り直し、雨合羽を着用してビジターセンターから建物まで0.5マイル(約800m)の林道を心を躍らせながら歩きました。

白い鉄骨がチラっと見え・・・全貌を見た瞬間に感動のあまり動けなくなりました。

写真では何度も見ていましたが、その場に行って周囲の風景や空気などを全身で感じながら見ると全く違ったものが見えてくるような気がします。

外部は柱・梁・スラブ最低限の要素で建物を自立させ、壁はすべてガラス張。
内部は設備コアを建物のセンターから少しずらして配置し、リビング・ダイニング・キッチン・寝室を緩やかにゾーン分けし、間仕切りの壁は一切ありません・・・


ミースは ” less is more ” という言葉を残しています。
この言葉は、「より少ないことは、より豊かなこと」との解釈があります。

この言葉を五感で体験、実感しました。
 

仕事

宮古島の宿竣工1


宮古島の宿竣工1




今年の2月から工事を進めてきたK氏宿泊施設新築工事が、10月22日に無事竣工いたしました!! 今回は、久しぶりの2棟同時施工だったので、いつもの倍の仕事量でしたが、楽しい仕事ができました。
延べ9ヶ月かかっていることになりますが、本当にあっと言う間の9ヶ月でした。

オーナーの栗崎さんは長年千葉県の津田沼でフレンチのお店と日本酒バルを経営されていたそうです。
お昼はランチ営業をしています。宮古島の食材を研究し、素材の味を楽しむべく丁寧につくりだされる前菜とスープ、メインディッシュが、他とはちょっと違う宮古島の魅力を楽しませてくれます。
伊良部島へドライブの際には是非cafe&yado COMOさんに行ってみて下さいね。

伊良部島から宮古ブルーの海を臨む一等地に建つcafe&yado COMOは、伊良部島の名所になっていってくれるでしょう。

ちょっと休憩

台風だけど

マツダロードスター
マツダロードスター



先々週通過した台風16号接近の際、養生を兼ねて愛車ロードスターを家の中に入れてみました。
別の車を駐車する為のスペースですが、件の車はまだ大阪に置いてあり、レストア待ちをしています。

台風の日、奥さんと照明をいじったりしながら、いろいろな角度から撮影をしてみたところ、不謹慎ながら、これがなかなか楽しいのです。

すぐに台風17号がやってきました!!待っていたわけではありませんが、今回はいろいろな照明器具を用意していたので、なかなかの写真が撮影できたと思います。

大阪に置いている車が来たら、また写真を撮影してご紹介したいと思います。

ちょっと休憩

名誉の負傷

左官補修のチェック


N邸新築工事の現場は、7月中旬に躯体のコンクリートを打設しスラブの型枠も解体していよいよ仕上げ工事に入ります。

内部は電気の配線工事、水道の配管工事を施工、外部はアルミサッシを取り付けてモルタルを詰めてコンクリートの補修も済み、いよいよ外壁の塗装の工程に入って行きます。

塗装の工程に入る前にいつもやっているのが、左官補修の出来を目視と素手で撫でての検査です。やはり目視だけでは見過ごす事もありますからね。

いくら左官補修で滑らかになってるとは言え100㎡を超える面積ですから、手の指紋は消えて所々血が滲んでいます。

何事も下地が重要なので、この検査は非常に重要です。手の傷は消えますが、建物の傷は消えないですからね。

今ブログを書いていますが、キーボードを打つ手が結構痛いです。

検査であがった数カ所を手直ししてもらい、いよいよ外壁の塗装の工程に入ります。



道具

新しい相棒




早いもので、以前の相棒プジョー206CCが動かなくなって3か月も経ってしまいました。

ようやく新しい相棒がやってきました。今度の車はマツダのロードスターです。
我が家は妻も私もオープンカーが大好きで、必然的にオープンカーになってしまいました。

中古のロードスターを検討していましたが、諸般の事情で新車に変更し、様々な車を検討した結果マツダのロードスターにしました。
(もう外車はこりごりです・・・)

色は、現在のマツダのイメージカラーであり、一番似合っていると思い赤にしました。遠くから見ても近くから見ても本当にきれいな色です。

これで、大阪の実家に置いてある車(青色)が来れば妻の車(黄色)を含めると信号の三色が揃います。

大阪の○○さんお忙しいとは思いますが、そろそろレストアをお願いします。

ちょっと休憩

竣工祝い



先日、K氏宿泊施設新築工事の管理棟の竣工のお祝いが開催されました。

まだ宿泊棟は工事中なのでグランドオープンは先ですが、日頃暑い中を活躍している職人さんや関係者の慰労会を兼てのお祝いということで、私にもお声がかかりました。

K氏は千葉県でフレンチのお店を経営していらっしゃいます。予定では千葉と宮古を言ったり来たりするようですが、将来的にはオーベルジュ(宿泊設備を備えたレストラン)になったら素敵なのではと思っています。

お祝いといえば・・・そうです、オトーリですね。

今回は特に美味しい日本酒をいただきながらのオトーリだったので、久しぶり(1年くらい)の二日酔いとなりました・・・
かなりきつかったです・・・


あとは宿泊棟です!
竣工目指して、気を引き締めていきましょう!

仕事

歯科医院竣工


宮古島在住の皆さん、昨日の新聞をご覧になりましたか?

以前から、何回か当ブログの記事に登場しました、M氏診療所新築工事が竣工しました。
昨日、今日の二日間にわたり内覧会を行い、19日より開院します。

このプロジェクトも、様々な問題を乗り越えて無事竣工となりました。またまた感無量ですね。
何度も竣工の瞬間に立ち会っていますが、何度経験してもいいものです。

M氏診療所ですが、これまでの医院名もサンデンタルクリニックとリニューアル。宮古高校の正門前の道を西里通りに向って行くと右側に立地しています。
歯医者さんを探している皆さん!是非サンデンタルクリニックに!

仕事

スタンプコンクリート
スタンプコンクリート



前回お伝えしました、スタンプコンクリートの続きです。

テクスチャーを付け乾燥させた後、着色作業に入ります。

まずはベースのベージュで塗ったのちに、ブラウンを塗装し、ぼかしながら拭き取っていきます。
その後、数回色を変えてながら同じ工程を繰り返し、最終的には写真のような深みのあるブラウンになりました。

今回は、柱および梁をガジュマルの木肌のように仕上げたいというお客様のご希望もあり、スタンプコンクリートを使用しましたが、
いかがでしょう。木のように見えますか?


スタンプコンクリート


スタンプコンクリートは、壁面だけではなく床面にも使用可能で、テクスチャーもレンガや石畳などの様々なパターンから選ぶことができます。
色も、着色作業によって無限です。

職人さんの画力に頼るところは大きいですが、このような方法もあるということで、ご紹介しました。






仕事




昨年の10月から、工事をしているM氏診療所新築工事です。工事もいよいよ佳境を迎え、内装工事もほぼ完了。仕上げ工事も残りわずかになってきました!!

一部分だけボードも貼らずにコンクリートの素地が見えているところがあったのですが、本日現場に行ってみると、職人さんが大人数でモルタルを塗っていました。





塗り終わると、今度は青い凸凹のついたローラーで、表面を転がしています。

これはスタンプコンクリートといって、モルタルを塗った後、乾く前にこのようなローラーや型紙の様なものを押し付けて、テクスチャーをつける工法です。石・木・レンガなどの様々なパターンがあります。

この後、また別の工程があります。仕上がりが楽しみですね・次回お伝えしたいと思います。

仕事

N邸新築工事 地鎮祭

宮古島の地鎮祭1



少し前ですが、5月21日の土曜日にN邸新築工事の地鎮祭が執り行われました。

梅雨入りしてから、不安定な天気が続く宮古島ですが、この日は、朝から暑いぐらいの良い天気でした。宮古島地方気象台のHPを見ると、14時頃から雨雲がかかってくる予報でしたが、地鎮祭の間は非常に天気が良く、終了したとたんに雨が降り始めて本当にラッキーでした!!


宮古島の地鎮祭2


夏場の地鎮祭では、写真のかりゆしウェアを着ます。

みなさんご存知だと思いますが、かりゆしウェアは沖縄県ではカジュアルではなく正装です。ですから、このような式典でも着ることが許されます。紅白柄で縁起が良いのと、円をモチーフにしたような柄なので、現場が丸く納まるようにと願いを込めてこのかりゆしウェアを選んでいます。


梅雨が明けると夏本番となる宮古島。夏バテしないように気を付けましょう!

この現場のすぐ近くであと2件工事が行われていますので、いつも以上に安全作業で現場を進めていきたいと思います。

これからもブログで紹介していきますので、乞うご期待! 

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