所用を済ませるため実家のある大阪へ。
グランフロント大阪のオープンや、阪急百貨店の建て替えなど・・・大阪はかなりホット!!
今回の帰省では、ふと思いついて阪急グランドビルに登ってみました。
阪急グランドビル(阪急32番街)は、阪急電鉄旧梅田駅跡地に1973年3月着工、1977年7月27日竣工、同年8月8日オープンしたビルです。
記憶が定かではありませんが、梅田界隈で初の超高層・360度の眺望が望めるビルだったと思います。子供の頃に、よくこの眺望を楽しみに最上階に連れて行ってもらったものです。
久しぶりに登ってみると・・・写真は最上階からの眺めですが、なんと!そこから更に見上げるビルが乱立していました。
これが約35年の時の流れです。日本の技術の進歩をまざまざと感じてしまいました。
さて。昔からず~っと感じていた素朴な疑問があります。このビルは地上31階 地下3階 塔屋2階なのですが、名称は阪急32番街です。どのように組み合わせても計算が合わないような気がします・・・誰かこの疑問を解決してください。
写真ではほとんど見えませんが、肉眼で見ると遠く~に何やら光る玉ねぎが??この建物についてはまた後日ご紹介したいと思います。
建設現場は現在コンクリートの養生中、私は所要で現在実家へ帰省中です。
用事を済ませにちょっと神戸へ。その後、少々足を延ばして4x4の家(海の家)に行ってきました。
4x4の家(RC造)は2003年竣工で雑誌Casa Brutusの企画で安藤忠雄氏が設計した個人住宅です。
安藤氏は自身で「快適や便利さを求めるのではなく、住みにくいのを覚悟の上で自然に向き合いながら生活して欲しい。」と言っており、暑さ・寒さや、階段を一日に何度も上下しなければならないという、毎日の生活にはかなりの負担を強いる住まいです。
すごいですね!私も一度こんなことを言ってみたいものです。
1フロアー4mx4mの4階建てという決して大きな建物ではないですが、周囲には圧倒的な存在感を醸し出している4x4の家。細かいところを観察してみると、このシンプルさは非常にいいですね。あんぐり口を空けて眺めていました。
横に並んでいるのは4x4の家Ⅱです。こちらは4x4の家が完成してしばらくした後に完成した木造の住宅です。
左右対象に並んだ家はまるで海へのゲートのようでした。
そういえば工事の過程のみご紹介してきましたが、どのような建物が出来ると思いますか?
写真は3年以上前に作った模型です。若干の変更はありますが、ほぼこの形で完成の予定です。
1枚目の写真は海の方から建物を見たアングル、2枚目は屋根を取った上空からのアングル、吹き抜けの状態がわかると思います。
図面で見るよりは模型の方が、やはりイメージがつかみやすいですね。
しかしながら模型の弱点は、アナログ作業の為、計画に変更が出た場合は即作り直しになってしまう点です・・・
その弱点を克服するために、先月より 3D CADソフトを導入しました!!!
このソフトは、平面図を書きながら高さの情報を打ち込むと・・・なんとパースが描けるという優れものです!!!
ただまだ、仕事の合間に勉強をしているので、お見せできるのはもう少し時間がかかると思います。
そのうちにまた、ご紹介させて頂きますね!!!
以前から気になっていたのですが・・・
まだ建設工事中ですが、すでに住み始めている形跡が。しかも子育てまで・・・
この巣の主はイソヒヨドリ。宮古島ではポピュラーな鳥です。オスは体全体がブルーで非常にきれいです。ちなみに現在住んでいるアパートの分電盤の上にも巣を作っています。
建設現場は大きな音や人の出入りが激しいので親鳥も気が気ではないことでしょう。
大工さんに、巣立つまで型枠の解体を遅らせてくれるようにお願いすると、「あんたは家賃でも取るつもりか!」と言われました。
どうやら現在は抱卵中で、もう少しで孵化しそうです。元気で孵化し育つ事を願います。あとこの場所はコンクリート打放しの仕上げなので、落し物で壁を汚さないように願います。
先日スラブ型枠を紹介しましたが、そういえば上部のみの紹介だったので、今回は下部を紹介したいと思います。
たくさんの鉄の棒が立ってますね。これはサポートといって、打設したばかりのコンクリートを支える役目を担っています。
型枠の組み方をご説明します。
サポートと90x90m/mのバタ角(バタカク/写真では縦方向の木材)を釘で仮留めした状態で、その上に25x50m/mの桟木(サンギ/写真では細かいピッチで横方向に並んでいる木材)を配置して全体を調整してゆきます。こちらも上からと下からののチームワークが大切な作業ですね。
さらにその上にベニア板を敷込めばスラブ型枠は完了ですが、最上階の場合はさらに先日ご紹介しました断熱材を敷込みます。
サポートの働きはコンクリートの荷重を支えることですが、さてどのくらいの荷重を支えているのでしょう。
サポートのピッチは900m/m(縦横共)・スラブの厚さ180m/m・コンクリートの比重は2.3t/m3で計算してみましょう。 0.90x0.90x0.18x2.3=0.335 なんと335kgの荷重がかかっています。その荷重をベニア板ではとても支えられないので、ベニア→桟木→バタ角→サポートと荷重を伝達していきます。
皆さんこのサポートは、コンクリートを打設した後、どのくらいの期間設置すると思いますか?
梁とスラブでも少々違いがありますが、基本的には28日間設置するか、コンクリートの強度が100%発生するまで設置するかのどちらかです。
個人的には工程に余裕があるのであれば、28日設置する方が良いと思いますが、宮古島は日数(ヒカズ/縁起のいい日)の関係で厳しい時があります。それでも、最低3週間は設置したいですね。
話は変わりますが、正面の壁。光ってますね!!写真はフラッシュを焚かずに撮影しましたが、眩しいくらいに光ってますね!!!
思わず頬をすりすりしましたが、表面がつるつるで、冷たくて凄く気持ちよかったですよ!
5月2日、無事2階躯体コンクリートを打設しました!!!
当日は気温23度の曇り空と、絶好のコンクリート打設日和に現場責任者の新城さんと喜び合いました。
さてここで久しぶりに問題です。コンクリート打設時に最後まで仕事をしている職種は何でしょうか?
宮古島では、躯体のコンクリートを打設すると、盛大にスラブ打ちのお祝いをします。これは昔、隣近所で力を合わせてコンクリートを打設した時に、集まってくれた方々へのお礼の宴会を催した名残だと聞いたことがあります。
こんにちの宮古島でのスラブ打ちのお祝いは、まだコンクリートを打設している最中から始まります。
まずは、隣近所の方々が飲み始め、その後、コンクリートを打設していた工事関係者、その後、クライアントの友人等が集まります。ちなみに、先日プライベートでお邪魔したスラブ打ちのお祝いは午後3時スタートでしたが、終了したのは午後11時30分だったそうです。
その間クライアントさんはず~~と飲みっぱなしです・・・恐るべき体力ですね!!!
問題の答えですが、”左官屋さん”です。
今回のスラブ打ちでは、午後1時30分に打設完了しましたが、コンクリートの表面仕上げが終了したのは午後5時30分でした。
この間、左官屋さんが写真のように金コテで数回コンクリート表面を押さえ、水分をコンクリートより追い出す作業をしてくれたことで、引き締まったコンクリート面ができあがりました。
地上で行われているお祝いの喧騒をよそに、黙々とコンクリートを仕上げる左官屋さんに敬意を表したく、今回のブログでとありあげました。
皆さん本当にお疲れ様でした!
さあ準備完了!!!です。
鉄筋工事・型枠工事・各種設備工事のそれぞれが完了しあとは、2階躯体(2階の柱、壁と屋上の梁、床)のコンクリート打設を待つだけです。
本日5月1日にコンクリート打設を行いたかったのですが、天気予報では雨・・・明日5月2日に打設することに決めました。
いつも生コンの打設が近づいてくると、天候や台風が気になり、ブックマーク登録している11種類の天気予報のHPをチェックします。常に天気が気になり、睡眠不足に陥ることもしばしば・・・
さて、宮古島ではコンクリートを打設するたびにお祝いを行うことは以前も少し触れましたね。車で走っていると、皆さん楽しそうに現場で集っているシーンに遭遇します。
現場で行うこの行事は、お刺身を含むお食事や、中身汁(これがおいしい。)などの炊き出しなど、とても大がかりです。宮古島に親戚がいない私たちには、人手不足と段取りの知識不足で、とてもとても実現不可能なので、見合わせることにしました。
さて、2階躯体コンクリートを打設すると、28日間養生期間を置きます。その間現場作業がほとんどありません。
その間のブログのネタをどうするか?が、最近の悩みです。