家を建てる工程
屋上スラブ型枠
いよいよ屋上スラブ型枠が上がってきました。
他の型枠の様子となにか違いますね・・・白いです。
白さの正体は、型枠の上に敷き詰められたスタイロフォームという資材で、これはポリスチレン樹脂を発泡処理した断熱材です。
今回のスラブは屋上の為、真夏の太陽の日射をまともに受け、屋根のコンクリートが熱を帯びます。スタイロフォームは、この熱の内部への影響を低減する働きをします。
軽くて加工しやすく、またリサイクルも可能なスタイロフォームは、エコロジーが叫ばれる現在において重要な役割を果たしています。
さて2枚目の写真を見て下さい。またまた初登場のものがありますね。規則的に並んだ赤いボタンのようなタコのウィンナーのようなものです。これは天井インサートといって、天井の下地や、シーリングファン、シャンデリアなどの重量物や、振動するものを吊るための金物です。
タコのウィンナーの体の部分は後に打設されるコンクリートで固められます。体内はナットになっているので、スタイロフォームの下部から差し込まれたボルトをガッチリと固定できるという仕組みです。
昔はコンクリートに木片を埋め、そこに釘を打ち込み施工してきましたが、やはり木片は腐食の恐れが高いため、最近はこの天井インサートが広く使われています。